W.R（24歳）

会社には内緒の副業で出張ホストです

僕は会社員で旅行代理店に勤めています。こちらの仕事は比較的ぬるいというか、会社の雰囲気も平和なもので、定時上がりが推奨されているくらいなので、平日の終わりには結構時間が余ったりします。僕は何か趣味みたいなものはないので、仕事終わり、結構時間を持て余すんですよね。

そこで会社には内緒で、副業で出張ホストをやっています。実はこのお店には学生時代から不定期ではありますがちょいちょい仕事をさせてもらっていて、今でも繋がっているというわけです。おかげさまで当時から、かなりたくさん稼がせてもらいました。いいアルバイトです。

会社には内緒なので、あくまで無理のない範囲でという僕のお願いもお店は聞き入れてくださり、「早めに終わるようにね」と優しく声をかけていただいたりもしています。おかげで今のところ何も怪しまれることなく、アフター5の時間を有効活用できています。

こちらでの本業の成約も多いです

大学を卒業して勤め始めてから、出張ホストの方では、自分が旅行代理店の社員であることも話しているので、旅行好きのお客様に関心を持ってもらえることも多いです。自分としては特に営業活動しているつもりもないのですが、さすがに富裕層の方が多いもので、ちょっと僕が旅先の魅力なんかを話すと、「じゃあ行く」と成約になったりして…本業の営業成績も上がってきました。

「君、最近いいな」と上司にも言われて、確かに気がつくと社員の中でも成績はトップクラスです（笑）それも、出張ホストの余得みたいなもので、なんかこんなオマケまでもらっていいのかなと思いながら、ついに先日は入社二年目で係長に出世しました。

まあ小さな会社なので、どうってことはないのですが、それでも立場が上になるというのは悪い気分がしないものです。それに係長といっても、営業部のリーダーのようなポジションで、まだまだなんですけどね…。ただ今後は部下を持つ立場にはなったので、多少気は引き締まります。今後も営業部全体で成約率アップを目指したいです。

この仕事のおかげ、と思うことは多いです

旅行代理店の本業もそんな調子で好調なのですが、何かと「出張ホストの仕事のおかげだな」と思う場面は、学生時代から今まで、よくあります。たとえばちょっとした友達の話の場でも、「おまえといると盛り上がる」と言われたりしますし。

それに、そうですね、人から打ち明け話とか、相談事をされることも多くなりました。「なんか安心して話せる」と言われて。そうやって頼りにされると自分の存在価値を感じられるし、なんか、人生楽しいですね。

単にコミュ力が身についたというだけでなくて、もちろんお金に余裕があるのもこの仕事のおかげです。やはりキャストのみんなが言うように、高収入だし、ワリがいい。それは間違いないです。いつでも求人が出ているくらいお店も繁盛しているし、雰囲気も抜群で、一度感覚が合えば、僕みたいに長く続けたくなると思います。