T・U（21歳）

スカウトみたいな感じで入店です

僕の場合はみなさんと少し経緯が違っていて、スカウトのような感じで入店しました。というのもバイトで、飲食店をやっているのですが、そこの常連さんでもある、マネージャーから「こういう高額バイトがあるけど、どう？」と打診されたのです。

新宿で働ける、しかもこうやって声をかけていただけるからには期待されているのかな、と思って勇気が出て、そのスカウトに応募することにしました。飲食店の仕事も続けながらできるなら副業OKということで、店長からも「いいよ」と言われ、出張ホストを始めました。

肝心の仕事の方は、最初は特にちょっと正直つまずきかけたところもありましたが、マネージャーの的確な助言や、何よりお客様の優しさに支えられて、今ようやく3か月ですが順調になってきています。キャストとして中軸とまではいきませんが、多少、頼りにされている感があります。

稼げるので同僚も引き込んで

この仕事の良いところはいろいろあると思いますが、自分的に何が一番モチベーションになっているかといえばやはりそこは稼ぎです。東京にはいろんな仕事があり求人があるでしょうが、これほど効率的に、しかも精神的にラクに高収入が得られるバイトはないんじゃいないでしょうか。

自分がそれくらいうまみを感じているので、正直こういうことはぺらぺら喋るべきではないと思うのですが、まあ性格的にそういうわけにもいかず（笑）バイト先の同僚二人も誘って入店し、彼らは週1のペースでもありますが、一緒に稼いでいます。もちろん二人とも月給が劇的に向上したので、「すごい職があるもんだな」と驚いてますね。

ただ、もちろんちゃんとすることは当たり前です。そこは仕事なので、守らなければならないルールはあります。けれどそこから自分のやり方というか意向を持って、僕なりの接客でお客様に喜んでいただけたときには、非常にやりがいを感じます。こういう風に何かに打ち込んで、それが評価されるというのは、なかなか僕くらいの年齢では得がたいものではないでしょうか。

社長も働きたいそうです（笑）

半分冗談だとは思いますが、こういう話を先日社長と話をしていると、「俺も立場がなければ働きたいくらいだよ」と言っています（笑）半分冗談ということは半分本気ですよね。あの目はちょいガチというか、まあ、今はこういうご時勢で特に社長は苦しそうですから…。

しかしそういう意味で、誰の受け皿にでもなっているこのお店は素晴らしい存在だなと思います。そうやって雇用をつくって、需要のあるところにお届けする、これは立派な社会貢献ですよね。そのような部分でも、ちょっと変わったこの仕事に存在価値を感じています。

たくさん稼げるので、今のうちに人生一生分くらい稼ぎたい気持ちですが、まああんまり色気は出さずに、長く続けるための方法を考えた方がいいかなと思います。ただ、当面はこれくらいの勢いが持続できそうなので、せっかくならいい暮らしがしたいと引っ越し検討中です。