U・C（22歳）

いつの時代も貧乏なバンドマンです

本当に何やってるんだろう、という毎日でした。こういうのはいつの時代もそうなんですかね。僕は貧乏なバンドマンです。コロナの影響もあって…というのは言い訳に近いかな。

けれどともあれ、音楽で生きていこうという気持ちは変わらないので、何かやってこの厳しい現実を乗り越えなければと思って、何か高額バイトでもやってやろうと出張ホストの世界に飛び込んできました。それが三ヶ月くらい前でしょうか。

実はそれ以前から新宿にはそういう高収入なバイトがごろごろあるらしいとは聞いていたのですが、なかなか踏み出せない自分がいました。でも、時期も時期だし、こういうのも音楽活動の刺激になるのでは、と応募してみたんです。

生活費だけでなく音楽活動費も

安心して生活、なんてバンドマンとしてどうなんだという感じもしますが（笑）、現にこのバイトを始めてから、すごく毎日に余裕がありますね。つい先日までゴロゴロ転がって何も建設的なことは考えなかった自分がウソみたいに、今は未来にいろいろな展望があります。

生活費にプラスして音楽活動費も出せるというのは、なんだか驚きですね。とにかくステージ借りたり（自粛気味ですが）、そういうのってカネがかかるので、まあメンバーの分は多めに見てやっていますが、自分がペイした舞台で音楽鳴らせるのはすごい快感です。

空いた時間で作曲なんかもできるし、正直これは、都合が良いですね。短時間でこれだけの高収入ということになると、余剰時間が自分の趣味に回せる。最高のルーティーンだと思います。

動画編集にも手を出しています

今はこういう時代なので、いろんな意味でyoutubeってのがすごい場所です。ということで作った曲はアップして、チャンネル数もそこそこ稼げてきました。広告収入なんてこのバイトと比べると、本当に大したものではありませんが、それでも自分の音楽が届いている感覚には気持ちよさがあります。

安心して生活しながら、音楽活動の方も明らかにいい方向に進んでいる。こういうラッキーに恵まれることはなかなかないでしょう。あのとき応募してよかった、と思います。

これからもよろしくお願いします

最後になりましたが仕事のことについて少し触れておくと、ここまで環境が良いものだとは想像もしていませんでした。多少のことくらいは、と覚悟していた自分にとっては、「あれ？」と肩透かしを食らうくらい、お店の方も、お客様もたいへん親切な人ばかりです。

もちろん仕事ということもあって緊張感ある場面もありますが、それもいろいろな意味で慣れだと思います。というのも、指名が連続してくると、お客様にとっても自分にとっても親密な雰囲気が生まれてやりやすいし、気付いたら時間が経っていた、という感覚です。

僕はバンドマンで生活費にプラスして何か、という感覚で応募したわけですが、そのへんの動機みたいなものは、お店の方ではそこまで問う様子ではありません。いい給料、高収入、面白い接客業、そのへんのワードにピンとくる方は、ぜひ応募してみてください。