T・R（20歳）

大学デビューなんですが中身は陰キャのまま

高校までずーっと友達とかも少なくて、見た目にもコンプレックスあるし、趣味もオタクっぽいしかなりの陰キャでした。でも大学進学に伴って東京に出てきてからは、そろそろここらへんで自分を変えたいと思い、無理して明るいキャラ作ってます。。

ただパッと見では陰キャを抜け出したといっても、見る人が見れば気づくでしょうし、それは自分でもよくわかっています。なんか会話とかもヘタですし、異性となるとほぼまったくダメでフリーズしたりと、まったく内面は克服できませんでした。

そんな感じで1年間はごまかしてやってきたんですが、そろそろ厳しくなってきて、自分の周りに残った友達も「陰キャっぽい」ヤツばかりになり始めた頃、サークルの先輩から、出張ホストバイトのことを教えてもらったんです。給料も高いし、これはいい修行になりそうだと思いました。

根暗な自分も少しずつ変わってきて…

先輩の紹介ということで、すぐに面接を受けることになり、そこでは正直に「自分、実は根暗なんですが…」と自虐はしておきました。「大丈夫だから安心してもらっていいよ」と背中を押していただき、無事採用してもらうことができました。

実際の接客で最初の頃は、大学デビューはネタにしていました。でもあんまりこういう自虐って、このようなお店を利用されるお客様には、あまり面白がってもらえません。「とにかく楽しい時間を過ごしたい」という感じの方がやはり多いので、僕も自分の暗い内面の克服とか「そんなのまあいいや思って」とりあえず目の前の仕事に取り組みました。

それで今3か月くらいやっているんですが、お客様と接する中で、わりと自然に本当に普通に会話できるようになってきたかなと思います。人見知りは、結局場数で直るのかもしれません。しかもこの仕事は高収入がモチベーションになっているから、僕みたいな性格でも目先の金のことで、とりあえずやってやろうという気持ちになるんです。

バイトに挑戦してよかったと思っています

短時間で高収入を実現できて、コミュ力も向上させられて、本当にこの仕事は自分の糧となったと思います。チャレンジしてよかったです。先輩の紹介というきっかけではありましたが、本当にいいご縁に恵まれました。おかげで自分の外見とか、美容の方にも結構金かけられるようになって、写真のサークルの人にも頼まれてモデルをやったりするようになったんです。3ヶ月前だったら声なんか欠けられないだろうし、例え頼まれてたとしても、おそらく断っていたかもしれません。本当、自分ってこんなヤツだったっけ？と思うほど、変われました。ありがとうございます。