S・K（23歳）

キャバクラの黒服よりも稼げる仕事を探して転職しました

僕は東京在住の23歳。ゲームが好きで、ゲーム関係でお金を稼ぎたいとずっと思ってました。そこで、eスポーツの専門学校を卒業したあと、プロゲーマーを目指していました。でも実際はかなり厳しいってことを思い知らされました。eスポーツって今勢いがあって、テレビとかでも取り上げられているのですが、実際はあんまりスポンサーがついてなく、チームに入ろうとしても狭き門で、なかなか安定しない職業なんですよね。好きなゲームをして、お金を賞金で稼げるいい職業だと思ったのですが、そんなことはなかったんです。

このままではなかなか食えないため、副業みたいな感じでキャバクラの黒服の仕事をしていたのですが、ゲームに時間をもっと割きたいのとより良い給料を求めて、知り合いの紹介で出張ホストのスタッフ募集に応募しました。そこがキャストに転職するきっかけになりました。

スタッフ希望でしたが、マネージャーのアドバイスでキャストにチャレンジ

スタッフ希望で面接にいくと「うちはゲーム好きのお客様もいるし、他のキャストと違った魅力があるから、キャストやってみない？」のマネージャーの一言でキャストにチャレンジすることになりました。最初はキャストに転職って考えてなかったですし、自分には向いてないと思っていたのですが、マネージャーからキャストについて色々聞いているうちに、これなら自分でもやれるんじゃないかって思ったんですよね。実際、初出勤でもそこまで緊張しませんでしたし、お客様もいい人が多くて、しっかり接客できました。実際にゲーム好きなお客様もいて、話がすごい盛り上がったりしたので、自分の好きなことを活かせているんじゃないかなって思いました。

あと、うちの店ってキャストって出勤が自由なんですよ。新宿の老舗店ですし、キャストの数も結構いるので、急に休みが必要になっても、他のキャストが代わりに出てくれることもあります。しかもそう言った時に罰金もないですし、ほんとに働きやすい環境ですよ。

ゆくゆくは運営にも携わりたいと思ってます

キャストとして稼げる魅力はもちろんだが、この店の運営に興味を持ち始めて、現在はキャスト兼スタッフとして働かせてもらっています。もうeスポ―ツの世界に戻るのはいいかなって思ってます。年を取ると動体視力や反応速度でどうしても勝てないようになりますし、新しいゲームの研究に時間をかけるのも難しくなってきますので、あきらめてほかの道を目指すのもありかなって考えてます。

うちの店のキャストは自由出勤ができる分、キャストとしてはありがたいのですが、スタッフの立場から見るとキャストの勤怠・シフト管理はなかなか大変です。でもそこがやりがいだったりするんですよね。パズルみたいにシフトをくみ上げて、うまくいくと気持ちいいですし、その辺の能力はゲームが活きてるのかもなんて思います。元々水商売や風俗は嫌いじゃないので、将来はナイトワーク系の店を経営したいと考えています。そのためにも、キャスト兼スタッフとして、しっかりお金を稼ぎつつ、経営に関しても勉強していこうと思います。