W・T（23歳）

野球選手がこういう副業をしているわけです

なかなか信じてもらえないかもしれませんが、一応、社会人のクラブチームに所属している野球選手です。プロの話もちょこっとありました。でもそっちの方ではぎりぎりいけなかったので、社会人野球で頑張っています。気は楽ですね。とはいえこれが仕事なのですが。

趣味半分みたいに思われては心外ですが実際そういう風に人の目には映ってしまうことかと思います。収入が少ないのは本当の話ですし、プロ以外に野球選手があるのかってことも認知されていないでしょうから。ただお店でこの話をすると、結構ウケるんですけどね。

そうです、不定期バイトではありますが、僕もこうして出張ホストとしてやっているお店の一員です。試合がない休日に副業アルバイトとして、ちょこっとだけ出させてもらっています。それでも収入が少ない僕の生活には生活費＋αくらいの給料になるので、これぞまさしく東京にしかありえない高額バイトでしょう。地方ではこんな稼ぎ方はできないですよね。

お客様がチームのサポンサーになってくれました！

あまり野球の話は、お客様からされない限りしないことにしています。自分がのめりこみすぎていることなので、なんか、話しだすと夢中になってしまうし、それについてこられない方も多いでしょうから、そのへんは接客もマナーとして、状況に合わせたトークですね。

ですがときたま、野球という話題が共通で盛り上がれるネタになって、場が弾むこともありますね。特に僕を気に入って指名してくださるお客様には、先日、ついに、チームのスポンサーになっていただきました（笑）富裕層の方が多いので、そういった投資を面白がってくれるのも、ちょっと特別な仕事の繋がりならでは、というものではないでしょうか。

人脈作りというと何ですが、そういうものも考えないといけないかな、と思います。自分はただのイチ選手ですが、その後ということもあるので。またチームの運営を想像したときになんだかヤバそうな感じもしているんです…。こういう世の情勢をということもあって。

クラブチームを立ち上げることも

不定期バイトでちょろっと出ているだけの人間が何を言うんだと思われるかもしれませんが、これだけ効率的に稼げると、じっくり腰を据えてお金を貯めて将来的に、という視点が出ています。僕は二度の肘の怪我を経験しているので、選手生命の後も切実な問題です。

いっそクラブチームを立ち上げてしまおうかな、と思わないでもありません。こうしてスポンサーとなってくださるお客様がいるわけですから、そういう可能性がまったくないわけでもないでしょう。新宿なんちゃら、とかチーム名つけて、自分は監督の椅子に座って。

けれどそれはまだ先の話です。僕が現役で続けられる限りは、それが一番いいので、そういう時間が長く続くことを祈るばかりです。ちなみに僕は紹介とかではなく、自分が求人の募集を見て、応募した組です。面接は多少緊張するかもしれませんが、わりとお店の方ではフランクですし、しっかりと話を聞いてくれるので、不安面を取り除いて入店してください。