J・A（21歳）

ただの検品の仕事から華やかな世界へ

出張ホストの求人募集を見つけたのは偶然でした。何かの折にケータイをいじっていてたまたま目に留まったんです。それからなんだか、仕事の作業中にイメージが膨らんで、仕事終わりに数時間ならどうだろう、と思い応募してみたら、普通に採用されて驚きでした。

ダブルワークですが、辛くはありません。本業というのも伊勢丹のバックヤードで点検とかするくらいのものなので、別に体力的にはそんなに疲れるものではないんです。だからその可処分エネルギーをうまく使う感じで、こちらのお店で大体アフター5から働いています。

職場の近くということも大きいかもしれませんね。新宿ですから。家は少し離れているのですが、バイトに行く分には本当にちょっとの距離です。もっとも仕事中はあっちこっちに出張するので、あくまで拠点として、という話ですが、それでも職場の近くでこのような華やかな高額バイトを見つけられたことは幸いでした。なかなかありえないくらい稼げていて幸運です。

仕事は複雑そうに見えるかもですが…

少し特別な仕事のようにイメージされる方が多いかと思います。実際そうです。いわば専門職といっていいかもしれません。そうそうすべての方誰でもできますよ、とはおすすめしにくいですかね…。ただ、逆に、ではハードルが高いのかといえば、そうでもありません。

なんというんでしょう。イメージしている以上には、別に難しくはないです。というのもお客様に恵まれているお店で、親切でおおらかな人が多いんですね。最初のうちはこちらが経験の浅いキャストだということもわかっていて、接してくださる方もいらっしゃいます。そういう部分で、お店にもお客様にも助けてもらえながら働いて、あとは、慣れですかね。

コミュニケーション能力がしっかり高くないと務まらないとか、そういう難しさはありません。僕自身そういう人間ではないですが、それなりにお店では重宝されている（はず）なので、そこで腰が引けてしまっている方がいたら、大丈夫ですよと僕自身の経験から言えます。倉庫が本職の人間でも、まともな人材として受け入れてもらえているのですから…。

プラスワンの努力をしてみようかなと思います

ここでのバイトは言ってもまだ三ヶ月くらいです。そんなに長くないですが、感じはつかめてきました。そこで考えるのが、このままいわばお店から与えられるだけの仕事をこなすだけでは、ゆくゆく行き詰ってしまうのではないか、という、ちょっとした「課題」です。

ダブルワークで、たかが数時間のバイトにそんなに思いつめなくてもと思う人もいるかもしれないですが、僕は他人よりちょっとだけ努力ができる性格ではあるので、そういうこともして優位なポジションに立ちたいんです。その方が後々ラクということもあるでしょうし。

お客様との接客で、わりと受け身なのが僕のスタイルです。でもその受け身にも変化のつけようはありますよね。たとえば身なりを徹底的に都会的にするだけでも、雰囲気が変わると思います。そういう面で工夫して、これからも連続して指名を受け、より稼ぎたいです。