A・E（24歳）

キャストを経て今は店舗スタッフです

新宿のこのお店に入ってきたのは姉の紹介です。思えば妙な縁でもあります。キャバ嬢をやっていた姉が、専門学校を卒業しても就職もしないでブラブラしている僕を見て、ちょっと社会勉強でもしてこいと、いささか唐突に、この出張ホストの店を紹介してくれたんです。

それから二年が経ちました。最初はキャストで一年、その後半年、ちょっと見習いような感じで裏方をのぞかせてもらい、今ではすっかりと店舗スタッフです。社会勉強とは姉もよく言ったもので、確かにこの業界ほど、そうそう面白いことを覗ける場所はないでしょう。

特に裏方に回ってからそれを痛感します。キャストはわりと一通りというか、パターンみたいなものがあるんです。それは三ヶ月くらいやれば、誰でも一種の感覚として取り込むことができると思います。ですが、その裏にはこれだけの営業努力があるかと思うと、社会的にに無知すぎた自分が一年間、キャストとして立場を与えてもらったことは幸福でしたね。

活きるのはキャストとしての経験値です

店舗スタッフの仕事としてみなさんはどのようなものを想像されるでしょうか。まずは電話対応、それからシフト管理、そのへんでしょうね。実際そこはあります。ただそれだけではありません。ちょっと壁に当たっているキャストのフォロー、満足度アップにつなげるための企画を考えたりと、わりと毎日、まったく別のことに頭を使ってマルチタスクです。

けれど何をやるにしてもキャストとしての経験値が活きているのは間違いありません。これは今から求人を見て応募してくる方々にもいえますが、最初は現場なんです。僕だってぼさっと姉の紹介で入ってきて一年間やっていただけではありますが、それでも、「ああこういうことあったな」という感覚が、勘となって頭に宿り、それがキャストとお客様とのマッチングにうまく繋げられたりします。そういうのがハマったときはやりがいを感じます。

多少裏方に回ると考えることは増えるしで、キャスト時代が懐かしくなることもあるのは正直なところです。いつでもいける準備は万端、とここで書いてアピールしておきます（笑）でもまあ、年齢を考えると僕もいつまでも現場でバリバリとはいかないと自覚してます。

最後にスタッフ募集のお知らせです

今は面接に来られる方が多くなっていて、それでもまだ当店の顧客様のリクエストに対する人材不足の面があり、スタッフ募集中です。特に動機に関して深く詮索することはありません（さらっと聞きはしますが）。ダブルワークでも何か切実な理由があってもOKです。

高収入が得たい、新宿で働きたい、華やかな生活を送りたい、楽しく過ごしたい、学生時代の思いで作りに水商売にチャレンジしたい…などなど。とりあえずそういう気持ちさえ持ってきていただければ、ちゃんと応対しますよ。

採用後、困ったときは裏方を頼ってもらってもOKですし、キャスト同士も連帯感は邪魔にならない程度にあるので助け合えます。どうぞ気楽にきてください。よろしくお願いします。