E・Y（25歳）

運転資金が上手くいかない時に見つけた高額バイト

１０代の頃から「サラリーマンにだけはなりたくない！」と決めていた僕は、１０代後半からebayなどで海外から仕入れた商品をメルカリや、ヤフオクで販売をして収益を得ていくという、いわゆる『せどり』という仕事をして生活していました。

基本的にパソコンとスマホがあればどうにかなる仕事なのですが、両親がせどりを理解できずに「公務員になれ」「就活しろ」とうるさく。また、やっぱり配送の関係なんかで、かゆいところに手が届く生活ができる東京で住んだ方がよいと思い、20歳になるとすぐに実家を出て新宿で一人暮らしを始めたのですが、順調にいっていた仕事も少しずつトラブルが出たりして、以前運転資金がうまく確保できない時期ができてしまいました。

せどりは仕入れをしないといけない仕事なので、先立つものが必要なのですが、生活のために資金を費やしてしまった僕は、借金などをする前に…と、友だちに紹介された出張ホストの高額バイトを不定期ですることにしました。

買付費用の足し以上の収入を

元々あまり外に出ていくタイプではなかったのですが、そんな僕でもお客様は「かわいい」と言って喜んでもらえたりして、かなり安心した記憶があります。今では結構長く在籍させてもらっていますが、普通にサラリーマンをするよりも高収入ですし、想像していた以上に安定しているので買付け費用の足しどころか、生活費の足しにもなりました。

アメリカのストリートカルチャーが好だという僕の話を話すと、応援してくれるお客様もたくさんいますし、もちろんせどり生活との両立もできています。

さらにコロナ禍で情勢が不安定なので、出張ホストの収入は精神的な安定ももらえてすごく助かります。一人暮らしをしていた家も、ランクアップできましたし、家族には言っていませんが、それでも僕が良い状態で生活しているのがわかるのか、安心しているようで逆にこちらが嬉しくなりました。

いつでも稼げる仕事で助かりました

僕の目下の目標は、日本国内でまだ出回っていないアメリカのストリートカルチャーブランドを今後買付したいと考えているので、今は少しシフトを増やして資金を溜めることに集中しています。

将来的には自分のブランドを立ち上げられたらなと考えているのですが、そうした面での資金確保のためにも、不定期でいつでも稼げる出張ホストの仕事はとても都合が良いので、しばらく続けていこうと思っています。

せどりを順調に回して、生活基盤を作るどころか、将来の個人ブランド立ち上げ資金まで余分に稼げそうな高額バイトを見つけることができて、僕はラッキーだったなと思っています。あの時焦ってサラリーマンになろうと思わず、自分の夢に行ける方向をたどれて良かったです。