N・F（21歳）

一攫千金を求めて東京に上京してきました

僕は福岡出身の21歳フリーターで、今は新宿に一人暮らしをしています。子どもの頃から、根っからのお調子者で負けず嫌い。それは先生や両親、友人からも「オマエは普通の会社員や公務員としては働けるタイプじゃない」と言われるほど、本当にちょっと普通のタイプとは違うなと思っていました。それで、高校卒業後は進学を選ばず、自分探しも兼ねて地方都市でキャッチとして働いていたのですが、条例が厳しくなり、この道は厳しいと判断して、一攫千金を求めて、進学のために東京で一人暮らしをしている幼なじみの家に転がり込ませてもらうことにしました。

もちろん、幼なじみも仕送りとバイトでやりくりしていますし、完全に世話になるわけにも行かず、東京に引っ越ししてすぐに最初は求人募集をしてた、近所のサパーの店員をしていました。ですが、収入的にはメチャクチャ安く、都内はなにかと生活費が高いので、友達に若干の生活費を払ったら手元には食費にもならない程度の金額しか残りません。それで、なにかバイトはないかと探すことにしました。

飲み友達の紹介で出張ホストの仕事につきました

バイトを探して1週間、ちょうど通っていたバーで知り合った飲み友達が、出張ホストのキャストをやっていたらしく、高収入な仕事を探しているという僕の話で、お店を紹介してくれました。それで面接をして、詳しくシステムを聞いたら、ちょっと変わり者な僕にとってすごく魅力的なシステム。特に頑張れば頑張っただけ稼げるようになるという条件は、年功序列で給料が上がっていく、今どきの会社システムが嫌いだった僕には超が付くほどの魅力的な条件。ですので、合格という言葉をいただいた次の瞬間にはサパーを辞めて、20代はホスト一本で生きていこうと決めました。ちなみにですが、この僕の行動力に、お店を紹介してくれた飲み友達も、ちょっと驚いていました…。

将来はさらなる一攫千金を目指して不動産王を目標としました

出張ホストの仕事は自分に合っていたようで、出勤初日から指名をいただき、常連さんのお客様もできて、問題なくしっかり順調に稼げています。お陰で3ヶ月後には幼なじみの家を出て新宿のマンションで一人暮らしができるほどに。ですが、この仕事のみではなかなかキャリアアップができないと思っています。20代はここで頑張るつもりですが、ずっとできる仕事でもありませんし、出張ホストの仕事をしながら、最近では不動産会社にも就職しました。お金持ちなお客様のお話などをアドバイスにして、宅建の資格をとって将来は不動産王になるぞ！と決意したからです。

現在ダブルワークで頑張っていますが、こんな風に次から次へと目標ができて、さらにはその目標のために努力することもできるので、今とても「生きている」という感覚を味わえて幸せです。今手にしたチャンスをしっかりと活かして、これからも頑張っていきたいと思います。