E・A（22歳）

居酒屋でバイトしながらyoutube芸人

22歳。まだまだ若いので、何でもトライしてやろうという気持ちで、出張ホストを始めました。本業は、一応芸人です。芸能事務所に所属していますが、稼ぎは少ない…居酒屋でバイトをしながらyoutubeで芸を出しているんですが、それも再生回数は極少です。

けれど、芸人仲間とはうまくやっていて、そのつながりで、Aという芸人仲間の兄が学生時代からやっていた出張ホストがかなり稼げたと聞き、ネットで求人を見て、これはネタ収集のためにもやるしかないと、応募しました。噂では相当稼げる高額バイトという点にももちろん惹かれました。

ただ働き始めてみると、なんというか最初は覗き見感覚だったのが、意外に自分がこの仕事に向いているし、楽しいしで、今では6か月くらい続いています。それも相当高収入を得ながら…こんなうまい話、そうそうないだろうし、本当は内緒にしていたいのですが、今もお店はお客様のご利用数に対しキャスト不足ということで、ここに書かせてもらいます。

喋ることが好きという性格に合っている

芸人ということだけあって、喋ることは大好きです。やっぱりそれが、この仕事における自分の強みですかね。お客様もそういう笑いを求める方がいらして、そのようなリクエストがあるとお店も自分をつけてくれる感じです。

お客様を喋りや芸で喜ばせるのは、個人的な楽しみでもあり、ストレス発散というか、「やっぱり自分には芸人しかないんだな」と出張ホストをやりながら痛感している部分です。芸が身を助ける、と自分で言うものではないかもしれませんが、おかげで指名も増えながら順調にやってきました。

そしてご利用になられるお客様、本当にみんな、優しい方ばかりです。「芸人って結構ハードなんでしょ？　こうしているときくらいはリラックスしなさいよ」と声をかけていただいたりすると、本当に心の底から温まります。「お腹が空いては戦（芸人）はできない」と食事をご馳走してくださったり、本当にありがとうございます。

恩返しがしたい思いです

ライブがあるときにはチケットを買ってくださるお客様もいます。僕のyoutubeも見てくださってささやかながら広告収入を助けてくださったり（笑）うれしい限りです。

これまで芸事にハングリーではあったのですが、この仕事をやり始めて思うのが、ちょっと周りが見えていなかったかな、というものです。いろいろな人に支えられて自分がいるんだと思います。所属している事務所でもそうだし、出張ホスト店でもそうです。

今はそのような方々に恩返ししたい気持ちでいっぱいです。どうやって、と考えると、やっぱりそれは芸人として有名になって、ですよね。それが最大の恩返しだと思います。このお店からあのお笑い芸人が出たんだぞ、といわれるくらいビッグな芸人になって、自分の夢を実現し、お店に酬いることができたら、と考えています。いつかきっとできるはずです。