R・K（22歳）

バンド活動が止まったことがきっかで新しい一歩へ

自分は千葉県出身の22歳のバンドマンです。子どものころからギターが大好きで、地元・千葉でずっとバンド活動を続けてきました。音楽が僕のすべてで、ライブのためにバイトして、スタジオ代や機材にお金を使う日々。でも…去年の秋、相次ぐメンバーの脱退で、バンドの活動がストップしてしまいました。

「また最初からメンバーを探すのか…」と正直落ち込みました。でもやっぱり音楽が好きで、もう一度スタートを切りたくて、気持ちを切り替えて新しい出会いを求めて新大久保へ引っ越しました。ちょうどその頃、新宿の某スタジオでバイトを始めたんです。

見た目が武器になる！？出張ホストという新しい挑戦

スタジオの仕事は楽しかったけど、生活はカツカツ。欲しい機材にもなかなか手が届かず、何か掛け持ちできる仕事はないかな…と探していたときに出会ったのが「出張ホスト」の求人でした。

正直、最初は「これって大丈夫なバイト？」って思いました。でも面接に行ったら、マネージャーさんがすごく気さくで、「君、見た目がいいから絶対稼げるよ」と言ってくれて。不思議と安心感があり、勢いでそのまま採用されました（笑）。

もちろん最初は緊張の連続。でも、お客様とお話しするうちに「なんか、これ向いてるかも」と思うようになってきて。特に自分が好きなアニメやゲーム、音楽の話題で盛り上がれるお客様も多くて、趣味が役立つこともあるんだな〜と驚きました。

自信と仲間と夢をくれた出張ホスト店

仕事にも少しずつ慣れてきて、気づけば指名も増え、生活も安定してきました。それに伴ってスタジオのシフトを少し減らし、ホストの仕事を中心に。すると、なんと！3か月前に同じキャスト仲間から「バンドやってたんだ？俺もギターやってたよ」と声をかけられて、一緒に音を合わせてみたら意気投合。そのまま、バンドメンバーとして加入してくれました。

それから新メンバーも見つかり、バンドは本格的に再始動！欲しかったエフェクターも買えたし、部屋の機材環境もかなり整いました。仕事帰りにスタジオに寄ってリハするのが、今いちばん楽しい時間です。

最近知ったんですが、僕が働いているこの店、実は元キャストで俳優デビューした人も何人かいるそうなんです。「なんかこの店、運気いいな〜」ってちょっと本気で思ってます（笑）。出張ホストって、ただのバイトじゃなくて、夢や人とのつながりを広げてくれる場所なんだなって感じます。音楽も、人も、お金も、どれも大切で、全部つながってるんですね。

もし今、夢を追いたいけどお金が…って悩んでる人がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。きっと、あなたにも何か新しい出会いやきっかけが待っていると思います。