J・M（25歳）

ボーナスカット、辛いです

本当に勘弁してくれ、という感じです。コロナの影響で、もうとにかくヒマだし、会社から給料も減らされるし、しかも夏のボーナスカットとなって、どうしたものかな、と思っていました。

一応アパレル上場企業で都内、まあ新宿の某デパートに勤務しているのですが、東京のど真ん中でもこんな感じです。どこも辛いのはわかるけど、服の売り上げも露骨に落ちましたね。まあ、仕方ないですけど、実際、ただでさえ給料が安いのに、ボーナスをカットされてしまうと、さすがに生活費も危うくなってきます。

時短営業で副業ＯＫのサインが会社から出たので、じゃあ何かやるかとナイトワークの高額バイトを探しました。接客が好きなので、求人を探すときにも、その手のものを中心にチェックしましたね。ちなみに最初からキツそうな作業系は候補から外しました。それができる人も要るんでしょうが、自分みたいなわりとお店の中にばかりいる仕事をしている人間に、務まるものではないと思ったので。

そして「これなら」と思ったのが、出張ホストです。なんか響き的に面白そうじゃないかとも思って、応募してみました。若干、僕は軽い感じの口の利き方をしてしまう方なので悪いイメージを与えてしまってないかと思ったんですが、面接時には、「なんか、面白そうじゃん」と面接官の方もわりとラフな感じで、快く受け入れてくれました。

仕事終わりに不定期でやっています

さすがに副業ＯＫといっても、自分は多少立場というものがあるので、なかなかフルで副業するわけにもいきません。ちゃんと翌日の仕事に体力を残しておく必要があるので、出張ホストの副業は、セーブしながらやっています。週に2回とか3回とか、それくらいです。

ただそれでも仕事終わりの時間を有効活用して、打ち明けると本職以上に稼いでいるので、この仕事が高収入だと噂になるのもわかりますね（笑）そりゃあ、こっちメインでやっている人は、もっとはるかに稼げているでしょうね。もはやバイトというレベルではないと思います。

でも僕のペースとしては、今のままで十分です。無理なくやれる範囲で、というのが会社との約束ですし、ナイトワークはやっぱり連勤すると疲れるので、今のままでいいのかなと。それに十分稼げているわけで、なんか、これ以上順調にいくと、逆に怖いみたいな感じすらします。こんなにうまくいっていいのか、と。

短時間で、というのがキモです

僕は自分で言うのも何ですが、結構疲れやすい方だと思います。本業の方では接客だけじゃなくて売り上げのことも考えなければいけない立場なので、そういう疲れもあるし。あと単純に、ずっと店内業務を続けていて、体力が減っているとも感じますね（笑）

ただそういうことを含めても、この副業は両立しやすくて助かります。外に出て何かするというのも気分発散になるし、何よりお金が続ける動機として強いのは認めますが、それ以上にやりがいも感じていますね。お客様のお相手も、その都度バリエーションが違ったりして、自分の接客の幅が広がるような思いです。

そして短時間で入らせてもらっているので、疲れやすい僕でもわりと長く続いています。それには、この仕事のおかげで、生活がぐっと安定して、安心感が大きくなったこともあると思います。