O・A（22歳）

仕事が一時停止となったので

この影響でやっぱり自分の仕事もいつ止まるかと思っていたら止まりました。そりゃあ居酒屋だから仕方ないですよね。正直、多少仕事に疲れていたこともあるし、まあいい休憩になるかな、と思ったのですが、貯金額を見ると、まあどうにもいかないなと期間限定のバイトを決意しました。

そういう理由で始めたのが出張ホストです。新宿から東京の隅々へ。ネットで見つけたこの仕事の職名の面白さに、ちょっと心惹かれました。僕なんて、居酒屋で言われることを命じられるままにやる毎日ですからね。それとはまったく違う仕事、どんなのだろう？

そう思って応募したところ、この高額バイトにある種のやりがいさえ感じるようにまでなりました。たったの一ヶ月半くらいですよ？　面白い！　緊急事態宣言が解除されたら戻る予定でしたが、稼ぎに雲泥の差があることもあって、どうしようと躊躇しています。

何よりお客様とのコミュニケーションが楽しい

この仕事のどこがいいかと言われたら、何よりお客様との会話、こちらの立場からすると接客になるわけですが、そこが楽しいです。何でもこうして自分の本業と比べてしまうのはよくないと思いますが、居酒屋の仕事と比べると、そこにもほとんど隔絶といっていいまでの違いを感じています。

というのも居酒屋では酒を運んでいくロボットみたいなものですからね…。言ってしまえばそれと、お客様との会話がメインになる出張ホストでは、同じ接客業でもまったく別のものといえます。そしてこのお店を利用されるお客様の、面白いこと…俗な世界とはまったく異なった経験を積んだ、ユニークな方ばかりで、本当に毎日かかわるのが楽しいです。

仕事が一時停止になったことで、かえって得るものも大きかったです。それはこのバイト出の給料、高収入ということもあれば、人間としての経験値もそうで、これをやるのとやらないのとでは、トータル、自分の人生ってちょっと違ったものになっていたのではないかと思います。

いつか独立してやっていくためにも

僕にも一応将来の夢があります。それは自分の居酒屋を持つということです。将来的に独立したいという考えは変わりませんので、ダブルワークしながらどっちのスキルも身につけたいと思います。掛け持ちで異なる接客業、そうして自分を揉んで力を増大させなくては！

ということで、やっぱりコロナの影響がある期間は少なくとも、出張ホストを続けたいと思っています。今はどこも新規開業控えの期間ですから、そこへわざわざ何の見込みもなく始めるヘタ打つこともないですよね（笑）だから勉強、勉強の毎日にしたいところです。

生活は落ち着いたし、おかげさまで多少、余裕さえ生まれたので、これからは本格的にダブルワークがスタートとなったとき、どういう風にペース管理するか、という点をよく考えたいと思います。さすがに週5回本業で、週に4回副業とかは多少きつそうなので。