Y・N（25歳）

お客様と親密でこんなこともたまにあります

先日、久々にキャスト復帰してきました。一日だけですけど、キャスト時代に頻繁に指名をくださっていたお客様から「どう？」と言われたんです。僕はもう裏方に入って二年くらい経つので、ちょっと唐突みたいに感じたのですが、それには理由があったみたいでした。

というのもそのお客様、どうやら飲み過ぎで膵炎になっていたそうで…しばらく飲み歩くのは控えていたそうなんですね。そういえばまったくご利用がなくなったな、どうしていたのかな、といつも頭の片隅にあったのですが、忙しさにまぎれて曖昧になっていまして。

それでこのたびなんとか復活、元気になられたということなので、では快気祝いに、と自分がお食事に同行させていただきました。出張ホストの仕事では、基本的に飲食代とか移動代などはお客様にご負担いただいています。しかし、こういう快気祝いみたいなことはなかなかないので、このたびは、僕が自分でご馳走させていただきました。

恩返しの気持ちは大事かもしれません

もちろん指名をいただいているわけで、その分の料金は頂戴しています。だから、良いことがあったときのお祝いくらい、自分の個人の気持ちでさせていただいてもいいですよね。あくまで例外的なことではありますが、僕としては感謝の思いを伝えたかったので…。

それに何より、やはり親密だったお客様がこうして元気になって戻ってきて、またお店を利用してくださるなんて、嬉しいじゃないですか。そういうのは、本当に人間の心同士のコミュニケーションです。だから、大切なんです。そこがなくては仕事にもなりませんしね。

キャスト時代のお客様が、今は裏方に回った人間を、「できたら」と指名してくださることはたまにあります。そのときはうまく調整がいけばお相手させていただくことも。実は裏方も裏方で結構大変なので、以前よくしていただいたお客様にまた指名していただけると、いい気分転換になるんです（笑）

自分を必要としてくれる人がいる喜び

店舗スタッフになると、まあいろんな場面に遭遇することになります。キャストのこともそうですし、お客様とのこともそうですし、双方の相性とか、中ではスタッフ同士の考え方とかの接触なんかもありますし、簡単なことだけじゃありません。ただ、それくらいみんな真剣だし、そういういい意味での適度な緊張感を僕らが持つことが、お店の繁盛に繋がっていると思います。

もともと、大体の人と同じように高収入で新宿なんかで働けるの面白そうじゃん、という感じで入店してきたのですが、今では単純な高額バイトというよりは、ちゃんとした職業としてこの仕事を自分の中でとらえています。その分、気合いは入っていると思います。

もしそういう言い方がヘンなイメージを与えてしまっては何ですが、お店そのものは結構ゆるーい空気ですよ（笑）そのへんはご安心を。他のバイトではちょっとありえないような給料目当てでも、志望動機は何でも結構です。僕はいいお店作りをしたい、という思いで毎日の業務をこなしています。